こんにちは。
私たちは、障害や難病を抱える方に向けて、A型とB型の就労継続支援サービスを提供しています。
事業所に通所していると、施設内でのトラブルに巻き込まれ、つらい思いをしてしまうことがあるかもしれません。
特に、A型事業所だと、簡単に休むことができないので悩む方も多いでしょう。
この記事では、A型事業所でトラブルが起きた場合、誰に相談してどのように解決していけばいいかを解説します。
A型事業所で発生するトラブルの種類と原因
障害や難病を抱える方の自立に役立つA型事業所ですが、場合によってはトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
トラブルを解決するためには、まずはトラブルの種類と原因を知ることが大切です。
トラブルの種類と原因によって、相談する人や方法が変わってくるからです。
A型作業所で発生するトラブルの種類には、大きく分けて、以下の4つが考えられます。
- 人間関係のトラブル
- 仕事のトラブル
- 運営のトラブル
それぞれのトラブルの種類と原因について、詳しく見ていきましょう。
人間関係のトラブル
人間関係のトラブルとは、A型事業所で関わる人との間に生じる不和や争いのことです。
A型事業所では、同僚やスタッフと一緒に仕事をすることが多いので、人間関係のトラブルはよく起こります。
たとえば、コミュニケーション不足、嫌がらせ、気が合わない相手との言い争いなどが考えられるでしょう。
A型事業所での人間関係のトラブルは、障害の種類や程度の差であったり、仕事や人生に対する価値観の違いなどによって発生すると考えられます。
いずれにせよ、人間関係のトラブルは、心を傷つける原因になるものです。
早めに対処することが大切です。
仕事のトラブル
利用者によって、適切な仕事内容や仕事量は異なります。
しかし、それを無視して作業を割り振られてしまうと、負担に感じて体調を崩してしまうかもしれません。
また、スタッフの指導が厳しすぎる場合、意欲的に通所できなくなるといったトラブルも考えられます。
このようなトラブルが起きると、仕事にやりがいを感じられなくなり、通所が億劫になってしまう方も少なくないはずです。
仕事に関する希望は、なるべく明確にスタッフに伝えるようにしましょう。
運営のトラブル
事業所の運営そのものによるトラブルも考えられます。
たとえば、事業所のルールが不明瞭、事業所の対応が不十分といった場合、スタッフを信頼して安心して通所することができなくなってしまいます。
A型事業所でのトラブルの相談先
A型事業所でトラブルがあった場合、まずは事業所のスタッフに相談しましょう。
それでも改善しない場合は、自治体の福祉相談窓口がおすすめです。
作業所のスタッフ
トラブルが起きた場合、まずは作業所のスタッフに相談してみましょう。
スタッフは、利用者の状況や障害の特性を理解しており、トラブルの原因や解決策を一緒に考えてくれるはずです。
また、作業所内での人間関係のトラブルや事故や災害のトラブルなどは、作業所の運営にも関わることです。
そのため、早めにスタッフに報告することが重要です。
自治体の福祉相談窓口
作業所のスタッフに相談しても解決しない場合や、作業所の運営に問題があると感じる場合などは、市区町村の福祉相談窓口に相談することができます。
福祉相談窓口では、作業所を含めた福祉サービスの苦情や権利擁護、成年後見制度の利用などの相談を受け付けています。
市区町村は作業所とは独立した第三者機関なので、中立的な立場でトラブルの解決に協力してくれるでしょう。
トラブルの解決方法
事業所内での人間関係のトラブルは、まずは相手と話し合って、互いの気持ちや考えを理解しようとすることが大切です。
話し合いが難しい場合は、サービス管理責任者やスタッフに仲介してもらうとよいでしょう。
また、仕事に関するトラブルがあった場合は、自分が仕事をするうえで何に困っているかをスタッフに伝えてみましょう。
能力や症状に応じて、仕事内容や割り振りを変更してもらえるはずです。
事業所の運営そのものでトラブルがあり、スタッフを信頼できないと感じた場合は、自治体の窓口に相談することも大切ですね。
まとめ
A型事業所は、福祉施設であると同時に、毎日通う職場でもあります。
そのため、通っているうちに困りごとに遭遇することもあるでしょう。
そのような場合は、早めに対応することが重要です。
適切な解決方法を選択して、自分の心身の健康を守ってくださいね。
また、トラブルで、どうしても事業所に行きたくなくなってしまう方もいると思います。
そんな方は、以下の記事も参考にしてみてください。
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