こんにちは。
私たちの事業所では、身体・精神・知的障害などを抱えた方や、難病のある方のために、就労する機会を提供しています。
特に、難病を抱えている人は、就職する際に病気を隠して入社しても大丈夫なのか、不安に感じる場合も多いでしょう。
ここでは、難病を隠して入社することの是非や、注意点などについて解説します。
難病は隠して入社しても大丈夫なのか
結論から言うと、難病を隠して入社しても、必ずしも解雇されるわけではありません。
特に、持病について入社時に何も質問を受けなかった場合は、難病があるというだけの理由で解雇することは難しいでしょう。
ただし、以下の点には注意が必要です。
- 入社後に難病が悪化して業務ができなくなると、会社から解雇されることがある
- 昇進や昇給の機会を逃す可能性がある
- 職場の人間関係に悪影響を及ぼす可能性がある
難病を隠して入社したことがバレたらどのように対処する?
もし難病がバレてしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。
まずは、会社に正直に話すことをおすすめします。
バレても知らないふりを続け、あとから難病を隠していたことを伝えると、会社からの信頼を失う可能性があります。
ただし、会社に伝える際には、以下の点に注意しましょう。
難病の概要や症状、仕事への影響などを正確に伝える
どのような病気なのか、仕事をする際にどのような配慮が必要なのかなど、自分の状態を正確に伝えるようにしましょう。
それによって、会社側もあなたへの対応を判断しやすくなるはずです。
難病を抱えていても、仕事に支障をきたさないことをアピールする
その会社で働き続けたい場合、難病があっても仕事自体は問題なく続けられることをアピールするとよいでしょう。
ただし、症状を軽く伝えるなど、のちにトラブルになる可能性のあることは避けなければなりません。
会社と協力して、仕事と難病の両立を図ることを伝える
会社側としっかり話し合いをして、病状に理解が得られれば、仕事を続けやすくなります。
難病があっても、できる範囲で仕事をこなしていくという意識が重要です。
安心して働くなら障害者雇用や就労継続支援事業所がおすすめ
難病を抱えている場合、障害者雇用や就労継続支援事業所を利用することで、安心して働くことができます。
それぞれの制度について解説します。
障害者雇用
障害者雇用とは、障害者を雇用する義務のある企業が、障害者の雇用を促進するために行う雇用制度です。
障害者雇用枠では、通常の雇用枠よりも、配慮やサポートが受けやすくなります。
そのため、働くうえでの心配は格段に減るでしょう。
就労継続支援事業所
就労継続支援事業所とは、障害者が働くための訓練や支援を行う事業所です。
難病の方や、障害者手帳を持っていない方も利用できます。
それぞれの能力や状況に合わせて、自分のペースで仕事を続けることができるので、無理をして病気が悪化する心配も少ないといえます。
就労継続支援事業所については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
難病を抱えている方が就職する際には、難病を隠して入社するリスクや、もしバレてしまった場合の対処方法について、しっかりと理解しておくことが大切です。
また、難病を抱えていても、障害者雇用や就労継続支援事業所なら安心して働けます。
自分の状況や希望に合わせて、最適な働き方を見つけましょう。
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