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障害がある。だから輝ける

知的障害のある人にも有効な「作業療法」って何?作業所でも取り組める?【作業療法のメリットを解説】


こんにちは。

名古屋市中川区の就労継続支援事業所「ワンネス」です。

 

私たちの事業所では、障害や難病を抱える方のための、就労支援サービスを提供していて、PC作業やeスポーツ、ハンドメイド、軽作業などに取り組むことが可能です。

これらの作業は、人によっては作業療法のように感じられ、症状の改善にはたらくことが期待されます

 

この記事では、とくに知的障害の方が作業療法に取り組むメリットについて解説していきます。

作業療法とはどんなもの?

作業療法とは「作業」に焦点を当てた治療・指導・援助を行うリハビリテーションです。

「作業」とは、食事、着替え、入浴、家事、仕事、趣味など、日常生活や社会生活を送る上で必要な活動全般を指します。

作業療法士は、一人ひとりの障害やニーズに合わせた「作業」をプログラムとして提供することで、以下のような効果を目指します。

 

  • 身体機能の向上
  • 精神機能の安定
  • 社会性の向上
  • 生活の質(QOL)の向上

 

リハビリや生活訓練はもちろん、趣味の活動や就労に取り組むことも、作業療法のひとつなのです。

 

知的障害者にとっての作業療法のメリット

 

知的障害のある方にとって、作業療法は以下のようなメリットがあります。

自己肯定感の向上

目標を達成したり、作品を作り上げたりすることで、自信や達成感を得ることができます。

このような成功体験を繰り返すことで、自己肯定感が高まります。

 

集中力や忍耐力の向上

頑張って取り組んでいる作業も、必ずしも思うように進むとは限りません。

そのようなときも、めげずに取り組むことで集中力や忍耐力が向上し、学習や生活スキルにも良い影響を与えます

 

社会性の向上

作業療法は、ひとりで行うものだけではありません。

グループ活動や共同作業を通して、コミュニケーション能力や協調性を養い、社会性を向上させることが可能です。

 

ストレス解消

好きな作業や得意な作業を行うことで、リラックス効果を得て、ストレスを解消することができます。

 

生活の質(QOL)の向上

作業を通して、日常生活や社会生活に必要なスキルを身につけることで、自立した生活を送るための基盤を築くことができます。

 

就労継続支援事業所での作業療法

就労継続支援事業所には、残念ながら、必ずしも作業療法士がいるとは限りません。

しかし、提供している仕事内容は「就労」を目標とした作業両方に近いものがあるといえます

具体的には、以下のような活動が挙げられるでしょう。

 

  • 清掃や軽作業
  • パソコン操作
  • 商品製作
  • 販売

 

これらの活動を通して、就労に必要なスキルを身につけ、社会復帰を目指すのです。

 

また、商品の制作・販売のために行われる軽作業やハンドメイドも、作業療法として機能することがあります

 

軽作業は、が自分のペースで集中して作業に取り組むことが可能です。

周囲の目を気にせず、自分のペースで作業を進めることで、集中力や忍耐力を養い、自信を高めることができるでしょう。

 

ハンドメイドは、手芸や工作などを通して、創造性や手先の器用さを向上させることができます。

作品を作り上げることで達成感を得ることができ、自己肯定感の向上にもつながります。

 

まとめ

作業療法は、知的障害のある方にとって、精神的な安定や社会復帰をサポートする有効な手段です。

就労継続支援事業所で提供している、就労に必要なスキルを身につけるための支援は、人によっては作業療法に似た効果を発揮することがあります

精神的な安定や社会復帰を目指している知的障害者の方や、そのご家族は、ぜひ通所をご検討ください。

 

以下の記事も、ぜひ参考にしていただければと思います。

 

oneness-ax.hatenablog.com

 

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