こんにちは。
私たちの事業所では、障害や難病を抱えた方に向けて、就労のための支援サービスを提供しています。
この記事を読んでいる方は「精神障害があって働けないこと」で悩んでいるのではないでしょうか。
ここでは、そんな方に向けて、私たちのような就労継続支援事業所について説明していきます。
就労継続支援事業所とは
就労継続支援事業所とは、障害や難病を抱えていて一般就労できない方に、働く機会と場所を提供する福祉サービスです。
少し前は「作業所」と呼ばれることもありました。
就労継続支援事業所にはA型とB型の2種類があります。
A型事業所では、雇用契約を結んで、週5日間決まった時間働きます。
B型事業所は、雇用契約を結びません。
そのため、最低賃金が得られるとは限らないのがデメリットですが、週1回・1時間だけなど、柔軟な働き方に対応していることが多いです。
「ワンネス」でも、週3日・1時間から、少しずつステップアップして働くことが可能です。
働けない方が就労継続支援事業所に通うメリット
就労継続支援事業所に通うメリットは「働くスキルが身につくこと」「生活リズムが整うこと」そして「日中の居場所になること」でしょう。
ひとつひとつ解説します。
働くスキルが身につく
一般就労が長続きしなかった方や、スキルに自信がない方でも、就労継続支援事業所で経験を積むことで少しずつスキルを身につけることが可能です。
そのため、将来的に一般就労を望む場合に、スムーズに移行する手助けとなります。
経験できる仕事内容は、事業所によってさまざまです。
たとえば「ワンネス」では、動画作成・サイト管理などのITスキル、イラスト・音楽制作などのクリエイティブスキル、そして軽作業を行うことができます。
自分に合った作業に取り組みながら、少しずつレベルアップしていきましょう。
生活リズムが整う
精神疾患をはじめ、病気や障害を抱えていると、不眠や昼夜逆転で生活リズムが乱れてしまう方が多いです。
すると、余計に体調が悪くなり、働けなくなってしまうという悪循環に陥ります。
そんなときに、事業所に通うことによって、メリハリのある生活を続けられるようになるきっかけを得られます。
最初は外に出るのが大変でも、少しずつ通い続けることによって、徐々に慣れてくるという方がほとんどです。
思い切って、最初の一歩を踏み出してみましょう。
日中の居場所になる
病気のせいで働いたり学校に通ったりすることができないと、自然と引きこもりがちになり、人とのコミュニケーションも途絶えてしまいます。
事業所は、そんな方に仕事の機会を提供するだけでなく、日中の居場所になる施設です。
やりがいのある作業に取り組んだり、スタッフや利用者同士で交流したりすれば、前向きな気持ちになれるはずです。
就労継続支援事業所を利用する際の注意点
社会復帰に役立つ就労継続支援事業所ですが、利用する際は、以下の点に注意しましょう。
事業所のルールやマナーを守る
各事業所には、利用にあたってのルールが定められていることがあります。
たとえば「ワンネス」なら、ロッカーの位置やゴミの捨て方が決まっています。
また、ルールが明文化されていない場合でも、全員が心地よく過ごせるよう、基本的なマナーを守らなければなりません。
他の利用者とのコミュニケーションを心がける
休憩時間には、他の利用者とのコミュニケーションを心がけると、リハビリや社会復帰に効果的です。
積極的に仲良くするのが難しい場合でも、気持ちいい挨拶を意識できるとよいでしょう。
目標を持って通う
事業所にただ通うだけでも訓練にはなりますが、なるべくなら目標を持ってみることをおすすめします。
たとえば「PC作業のスキルを身につけたい」「2年後までに一般就労したい」などです。
目標を持つことで、より普段の作業に集中できるようになるでしょう。
まとめ
精神疾患をはじめ、病気や障害で働けずに悩んでいる方は、就労移行支援事業所を検討するのをおすすめします。
事業所に通うことによって、将来的に一般就労するための足がかりとなります。
ぜひ、最寄りの事業所に問い合わせてみてください。
詳細な利用条件については、以下の記事で解説しています。
【名古屋市中川区の就労移行支援事業所「ワンネス」では、利用者さんを募集しています。見学・説明は、メールフォームからお気軽にお問い合わせください。事業所紹介はこちらをクリック】