こんにちは。
私たちはA型・B型の就労継続支援を運営しています。
これらは作業所と呼ばれることもありますね。
中でもA型事業所は、雇用契約を結び、安定して収入を得ることにできる施設です。
しかし、作業内容が自分に合わない、人間関係に悩むなど、さまざまな理由でA型事業所に行きたくなくなってしまうこともあるでしょう。
そんなとき、雇用契約がある以上、気軽に休むことができないという問題が発生します。
A型事業所に行きたくなくなってしまったとき、誰に相談して、どんな対処をすればいいのでしょうか?
ここでは、事業所のスタッフとしての目線から、A型事業所に通うのがつらくなったときの対処方法を解説します。
A型作業所に行きたくない理由の整理をしよう
A型作業所に行きたくない理由は、人によってさまざまです。
- 作業内容が自分に合わない
- 人間関係に悩んでいる
- 通所が体力的に辛い
- 思ったほどお金を稼げない
ほかの理由が思い当たる方もいらっしゃるでしょう。
でも、自分の中で行きたくない理由がはっきりしないことには、適切な相談をするのも難しくなってしまいます。
まずは、自分がA型作業所に行きたくないと思う理由を整理しましょう。
理由が整理できたら、その理由に応じた対処方法を、自分なりに考えてみることが大切です。
例えば、作業内容が自分に合わないと思っている場合、他の作業内容を試してみると、無理なく続けられるかもしれません。
人間関係に悩んでいる場合は、相談相手を見つけたり、自分から積極的にコミュニケーションをとるようにしたりすることで、改善できることもあるでしょう。
まずは自分なりの答えを出すと、前を向けるはずですよ。
必要に応じて事業所スタッフに相談を
自分だけでは問題が解決できないと思ったら、事業所のサービス管理責任者に相談しましょう。
サービス管理責任者は、A型事業所の運営責任者で、法律で「利用者の相談に応じる義務がある」と決まっています。
サービス管理責任者に相談する際は、具体的な悩みや不安をできるだけ詳しく伝えましょう。
また、行きたくなくなってしまった理由や、今後どうしていきたいのかについても相談すると、より適切なアドバイスを受けることができます。
A型事業所に行きたくない場合の具体的な対処法
通所がどうしてもつらい場合は、辞めるのも選択肢のひとつですが、まずは前向きに続ける方向性で考えてみるとよいでしょう。
対処法をいくつか挙げるので、相談の際の参考にしてみてください。
作業内容を変更する
作業内容が自分に合わない場合は、サービス管理責任者に相談して、別の作業を担当させてもらうようにしましょう。
人によって、得意分野と苦手分野は違います。
事業所での作業が難しすぎると感じても、別の作業をすることで、自信を取り戻せるかもしれません。
人間関係を改善する
人間関係に悩んでいる場合は、サービス管理責任者または相談員に相談して、人間関係を改善するためのアドバイスやサポートを受けましょう。
事業所で人間関係を改善できた経験は、今後の社会復帰にもつながります。
つらい気持ちは我慢せず相談できるといいですね。
別の事業所に移行する
体力的にきつい場合や、通所することに抵抗がある場合は、別の事業所に移行してみましょう。
同じA型事業所でも、作業内容によって、必要となるスキルは様々です。
そのため、自分が得意な分野のスキルを活かせる事業所なら、無理なく通えるようになる可能性があります。
辞める
どうしてもA型作業所に通いたくない場合や、辞めたほうがいいと判断した場合は、サービス管理責任者に相談して、退職の手続きを行います。
ただし、辞めたあとの生活についても考えなければなりません。
リハビリをする、デイケアに通う、在宅ワークを行うなど、自立に向けて進んでいけるのが理想ですね。
また、B型事業所に変えるのもひとつの案です。
「雇用契約のあるA型だとしんどいけれど、B型なら無理なく通える」という方も多いでしょう。
私たちワンネスは、A型とB型、両方の事業所を運営しているので、スムーズなサポートが可能です。
まとめ
A型事業所は、雇用契約を結んで、安定した収入を得られる施設です。
しかし、体力的にきつくなってしまったり、なかなか休めないことがプレッシャーになってしまったりする方も多いでしょう。
A型事業所に行きたくなってしまったときは、サービス管理責任者に相談して、適切な対処をしましょう。
無理に通所を続けてしまうと、精神的に追い詰められてしまい、病気や障害が悪化する恐れもあります。
自分の体調や状況に合わせて、前向きな通い方ができるといいですね。
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