こんにちは。
私たちの事業所には、さまざまな障害を抱えた方が通所しておられます。
中には、精神障害の人も少なくありません。
精神障害のある人は、抱えている病気によって、生活に支障をきたしていることがあります。
そのような場合は、日常生活を通じて体力をつけることが大切です。
体力をつけるためのひとつの方法として、スポーツが挙げられます。
ここでは、精神障害の改善にスポーツが効果的な理由や、心身の健康によいスポーツの種類、スポーツをする際の注意点などについて解説します。
精神障害の改善にスポーツが効果的な理由
スポーツには、精神障害の改善に効果的とされる、さまざまなメリットがあります。
障害者や病気の方の支援をしている、一般社団法人さんのサイトから引用してみました。
2003年度に日本障害者スポーツ協会が実施した調査によれば、この精神的な面での効果はプラスに作用していると回答された方が7割を超えており、他の側面よりも大きな効果が得られているとされています。
障害があっても、スポーツをすることによって、やりがいや生きがいを感じる人が多いようです。
くわしく見てみましょう。
ストレス解消ができる
スポーツをすることで、心身ともにリラックスし、ストレスを解消することができます。
ストレスは、精神障害の原因や悪化の要因となりますが、逆に軽減することができれば、精神障害からの回復につながるでしょう。
体を適度に動かして、気分をスッキリさせることが大切です。
脳の機能が改善する
スポーツをすることで、脳の血流や神経伝達物質の働きが活発になり、脳の機能や能力が改善されるとされています。
脳の機能が改善されると、精神障害の症状の緩和が期待されます。
自己肯定感が向上する
スポーツで目標を達成したり、仲間と一緒に活動する機会を得ることで、自己肯定感が向上します。
精神障害を抱えていると、自己肯定感がどうしても失われてしまいがちですよね。
そんな中、スポーツを通じて自己肯定感を向上することにより、精神障害の症状を軽減する効果があると考えられるでしょう。
精神障害に効果的なスポーツ
野球やサッカーなど、スポーツにはさまざまな種類があります。
ただ、地域で仲間を集めて実施場所を用意する必要のある競技だと、なかなか参加するハードルも高いでしょう。
そんな方には、自分ひとりでできるスポーツや運動がおすすめです。
有酸素運動
有酸素運動は、心肺機能を向上させ、ストレスを解消する効果があります。
ウォーキングやジョギング、水泳、サイクリングなどが代表的な有酸素運動です。
まず初めは、家の周りをジョギングするだけでも十分でしょう。
また、就労継続支援や就労移行支援に通われている方は、事業所に行くまでの道のりを散歩することで、よい効果が得られるのではないでしょうか。
筋力トレーニング
筋力トレーニングは、自律神経を整え、ストレス耐性を高める効果があります。
スクワットや腕立て伏せ、腹筋などの筋力トレーニングがおすすめです。
筋力トレーニングをすれば、当然ですが、少しずつ筋肉がついていきます。
体が引き締まっていくことが目に見えて分かるので、達成感も得られます。
精神障害の方がスポーツをする際の注意点
精神障害のある方がスポーツをする際には、無理なく、自分に合った体の使い方をするよう心がけましょう。
自分の体力や精神力の限界を超えて運動を続けると、体を壊したり、逆にストレスを生む原因になってしまいます。
また、楽しんで行うことのできないスポーツを選んでしまうと、挫折して自身を失ってしまうかもしれません。
主治医や支援員さんと相談しながら、目的や目標を設定し、自分のペースで体を動かすことが大切です。
まとめ
精神障害を改善する上で、スポーツは非常に効果的です。
適切なスポーツを継続することで、心身の健康が期待できます。
スポーツを始める際には、無理をせず、自分に合ったスポーツを選び、楽しむことを第一に考えましょう。
私たちのB型事業所「ワンネス」では、ゲームを通してeスポーツを楽しむことができます。
eスポーツは、体を動かす必要はありませんが、仲間と協力して目標を達成することで、やりがいが感じられるでしょう。
精神疾患で悩んでいる方は、ぜひ、自分なりに楽しめるスポーツを探してみてください。
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