こんにちは。
私たちの事業所では、身体・知的・精神などの障害を持っている方や、難病の方を受け入れています。
特に、身体障害というと先天的なものをイメージする方も多いかもしれませんが、健康だったのに事故や病気で障害を負うことも少なくありません。
そのような方は「自分に身体障害があることを受け入れられない」と悩むことが多い印象です。
障害の存在を認められないと、自分自身を否定したり、周囲の人との関係に悩んだりすることもあるでしょう。
ここでは、身体障害を受け入れられない自分と、どう向き合っていくべきかについて、考えていきます。
身体障害を受け入れられない理由
身体障害を受け入れられない理由は人それぞれですが、主に以下のようなものが考えられます。
- 障害によって、自分の理想の姿になれないと感じている
- 障害によって、周囲から差別や偏見を受けている
- 障害によって、自分の人生が制限されていると感じている
このような悩みは、当事者にとってとても深刻で、苦しいものでしょう。
そんなときには、自分が悩んでいるという事実そのものを、受け入れることが大切です。
身体障害に苦しむ自分を認めよう
障害と向き合うには、自分の悩みを自分で認めてあげる必要があります。
悩む気持ちを無理やり押さえつけてしまうと、逆に精神的なストレスがかかってしまうからです。
まずは、自分の障害がどのようなものなのか、医師やカウンセラーと相談しながらしっかりと理解しましょう。
そのうえで「障害によってできないことはあるけれど、できることもたくさんある」と認識できるのが理想です。
将来の不安を信頼できる人に吐き出せば、前向きに可能性を信じ続けることもできるようになるでしょう。
自分の身体障害を受け入れるための具体的な方法
自分の苦しみを認めた上で、さらに前に進むには、どのような解決策を取るといいのでしょうか。
一緒に考えてみましょう。
専門家のカウンセリングを受ける
身体障害を受け入れるために、まず必要なことは、相談員や支援員の力を借りることでしょう。
障害を受け入れられない理由のひとつとして、自分ひとりで孤独に悩んでしまい、考えが煮詰まってしまうということが挙げられます。
そのような場合は、専門家に相談して、自分の感情を整理していく必要があります。
理想とのギャップ、周囲の無理解…つらい気持ちは、遠慮なく吐き出していきましょう。
障害を受け入れている人と交流する
世間には、まだまだ障害に対する差別や偏見の目が多いです。
そのような場合は、無理に苦しい場所に身を置くことなく、障害を受け入れている人と交流してみましょう。
偏見を持たない人と話すうち、自分に自信を持てるようになり、周りの目を気にしないで済むようになるかもしれません。
また、自分ひとりではないと感じられれば、孤独感を軽減することができます。
公的な支援制度やサポートを利用する
支援制度やサポートを利用しながら自立に向けて進んでいくのも、ひとつの方法です。
当事者団体や障害者支援センターなどでは、障害を受け入れるためのセミナーや相談会などを開催しているケースが多いです。
また、障害者雇用や就労継続支援事業所を利用すれば、自分にとって無理のないペースで働くことができます。
私たち「ワンネス」は、日中活動としての作業だけでなく、障害のある方のための居場所を提供できるように心がけている事業所です。
このように、福祉の力を借りて「できること」を増やしていくことにより、自分らしい生活を取り戻していきましょう。
まとめ
身体障害を受け入れることは、簡単なことではありません。
しかし、自分自身を否定したり、苦しんだりせずに、前向きに生きていくためには、自分の悩みや苦しみそのものと向き合っていく必要があります。
ここで紹介した方法を参考に、障害のある方それぞれが自分の道を進んでいけることを願っています。
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