こんにちは。
私たちの事業所では、身体・精神・知的障害のある方や、難病を抱える方を受け入れ、サポートしています。
特に、精神障害のある利用者さんが多いです。
さて、精神障害を抱えていると、イライラする気持ちに襲われることがあります。
気分の波に翻弄され、日常生活に支障をきたすことも少なくありません。
そのようなときには、どうやって対処すればいいのでしょうか?
精神障害があっても穏やかに過ごし、気分を安定させるためのコツを紹介します。
精神障害でイライラしてしまう原因は?
精神障害によるイライラには、さまざまな原因が考えられます。
- 症状による影響:不安、抑うつ、集中力低下などがイライラにつながります。
- ストレス:人間関係、仕事、経済的な問題などがストレスとなり、イライラを引き起こします。
- 睡眠不足:睡眠不足は、精神的なバランスを崩し、イライラしやすくなります。
- 薬の副作用:精神疾患の治療薬の副作用で、イライラすることがあります。
これらはどれも、精神障害を抱えていれば誰でも起こりうることであり、あなたが悪いわけではありません。
とはいえ、イライラを抱えたままでいると、周りの人と摩擦を起こしてしまうことがありますし、何より自分自身がしんどくなってしまいます。
そのため、イライラに適切に対処することが大切です。
イライラを落ち着かせる方法
イライラを感じたときは、以下のような対処法が効果的です。
深呼吸
ゆっくりと深呼吸することで、心が落ち着きます。
それは、副交感神経が活性化し、リラックスすることができるからだといわれます。
生活の中で不快感を覚えたり、イライラしたり、ストレスを感じる時は、緊張状態で無意識的に浅く短い呼吸になっていることが多いです。この呼吸は交感神経が優位な状態が続くため、自律神経のバランスが崩れ、心身の不調を引き起こし易い状態です。
このとき意識的に深く息を吐き、正しく深呼吸することで、副交感神経の働きが高まります。そして、自律神経のバランスを取りカラダをリラックスした状態にする効果があります。
深呼吸は、イライラを感じたときにその場ですぐ実行できるので、ぜひ試してみてくださいね。
気分転換
「激しいイライラではないけれど、何となく落ち着かない感じがする…」
そんなときには、気分転換が有効です。
好きな音楽を聴いたり、散歩したりして、気分をリフレッシュしましょう。
また、余裕があれば、運動してみることも大切です。
適度な運動は、ストレス解消や気分安定に効果がありますよ。
周囲の理解
大切なのは、家族や友人に症状を理解してもらい、サポートしてもらうことです。
たとえば「イライラしているときは一人にしておいてほしい」「話を聞いてほしい」など、人によって必要な対応は違うでしょう。
身近な人に気分の波について知ってもらうことで、日々の生活も過ごしやすくなるはずです。
精神障害の改善のために大切なこと
イライラに限らず、精神障害の症状がひどいと、自分の心身に負担をかけてしまいます。
精神障害はすぐに治すことができないのが難しい点ですが、医師やカウンセラーの指示に従って、根気よく治療を継続しましょう。
また、できる範囲で、睡眠・食事・運動などの生活リズムを整えられると理想的です。
療養中はストレスの原因となるような物事を避けることも重要です。
もしストレスを感じてしまった場合は、うまく気分転換できるよう自分なりの対処法を見つけておくといいですね。
困ったら専門家に相談
症状が改善しない場合は、医師やカウンセラーに相談しましょう。
一人ひとりに合わせた治療やアドバイスを受けることができます。
また、就労継続支援事業所などに通所している最中に気分の波に襲われたときには、遠慮なくスタッフに伝えて休んでも大丈夫です。
まとめ
精神障害によるイライラは、原因を理解し、適切な対処法を実践することで軽減することが可能です。
また、治療を継続し、規則正しい生活を送ることで、気分の波を安定させることが可能です。
専門家のサポートを受けながら、自分なりの対処法を見つけて、心穏やかに過ごせることを願っています。
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