こんにちは。
私たちの事業所では、障害や難病を抱える方に働く機会を提供しています。
おかげさまで、様々な障害を持つ方に利用していただいています。
中には、知的障害をお持ちの方もいらっしゃいます。
軽度の知的障害を持つ方々にとって、適職を見つけることは、自立と社会参加への大きな一歩です。
しかし、どのような仕事が適しているのか、またどのようにすればその仕事に就けるのかは、多くの方にとって不安な点ではないでしょうか。
そこで、軽度の知的障害がある方が活躍できる職場環境や、特性に合った仕事内容についてみていきましょう。
軽度知的障害の方に向いている仕事
軽度知的障害と一括りにしても、人によって個性や、得意なこと・苦手なことが異なります。
以下は、軽度知的障害者に向いている仕事のほんの一部です。
製造業・加工業
例:食品トレーの成形や組立加工、検品、包装など。
特徴:ルーチンワークや繰り返し作業が得意な方に適しています。
卸売業・小売業のバックヤード
例:在庫管理や棚卸、商品の仕分けなど。
特徴:変化が少なく、落ち着いた環境で作業したい方に。
清掃業
例:公共の場やオフィスビルの掃除。
特徴:正確に丁寧に作業できる方に適しています。
軽度知的障害者が働く方法
軽度知的障害を持つ方々は、一般企業での就労や障害者雇用枠を活用した就労など、さまざまな働き方があります。
それぞれの方法について解説します。
一般就労
職種や待遇の選択肢が多く、昇進や昇給の機会があるというメリットがあります。
障害がない方と同じように働くことで、自信につながることもあるでしょう。
一方で、体調や得意・不得意への配慮は望めないので、状態の悪化に注意が必要です。
障害者雇用枠での就労
障害者雇用枠であれば、障害や得意・不得意に対する配慮が得られやすく、自分に合った環境で働き続けることができます。
ただし、同じような仕事をしていても、給料が一般枠より低いことがあります。
そのため、仕事へのモチベーションに影響してしまう方もいるかもしれません。
就労継続支援事業所での就労
一般就労や障害者雇用枠での就労が難しい場合、就労継続支援事業所で働くという方法があります。
就労継続支援事業所とは、障害や難病を抱える方が、自分のペースで安定して働くための福祉施設です。
雇用契約を結び、最低賃金が保証されるA型事業所と、柔軟な働き方に対応しているB型事業所があります。
私たち「ワンネス」は、名古屋でA型事業所とB型事業所を運営しているので、お近くで悩んでいる方はぜひご相談ください。
知的障害があっても仕事で成功するには
知的障害があっても、やりがいのある仕事に就き、成功を収めることができます。
そのためには、職場で継続的に新しいことに挑戦し、自分のできるペースでスキルを身につけることが大切です。
また、手助けが必要なときはためらわず周りの人に相談しましょう。
信頼できる同僚や上司、あるいは、就労継続支援事業所であれば担当スタッフの力を借りることで、仕事をスムーズに進めることが可能です。
「知的障害があると、ほかの人のように輝かしい出世は望めないのでは…」と自信を失う方もいるでしょう。
しかし、出世だけが人生の幸せではありません。
自分のスキルを着実に増やしていくこと、仕事で小さな成功を重ねることが、やがて大きな夢へと繋がっていくはずですよ。
まとめ
軽度の知的障害は、症状が軽いために、周りから「配慮など必要ないのでは」と見過ごされてしまいがちです。
しかし、周囲の人たちに理解してもらえないまま無理に働き続けると、体調を崩してしまう原因になります。
必要な配慮が受けられる環境で、自分のペースで働くことができるといいですね。
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